臨床発達心理士、認定音楽療法士、
CRN(チャイルドリサーチ ネット研究員)代表理事
アメリカバークリ音楽大学卒業、フランス国立音楽音調研究所にて研修、聖徳大学大学院博士課程卒業、成育医療センター、子どもの虹センター被虐待児施設、調布障害児学童にてSST ・療法を行う。
2013年度ドコモ市民活動団体助成事業
第10回キッズデザイン賞受賞(子どもたちを産み育てやすいデザイン部門にて)
第13回子ども学会 最優秀発表賞 受賞
日本子ども学会常任理事、日本小児神経学会会員、音楽療法学会会員、臨床発達心理学会会員。
〒182-0026
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TEL : 042−489−7813
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体験型ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)は、ADHD(注意欠陥多動性障害)、非言語学習障害、特定不能な広汎性発達障害などの軽度発達障害児、あるいは集団が苦手で問題行動のある子どもを対象とし、社会性スキルの向上を目的に開発されました。社会的、生物学的、心理学的見地にそって、音楽やメディアを用いて実施しています。ここでは、その実践内容や検証データが紹介されています。
このアプリは、発語が遅いお子さん、まったく発語がないお子さん、構音障害を持つお子さん、失語症、言語に問題を持つ大人の方のために作りました。
「ことばの療法」の個人セッションで使用している、手法を選りすぐってまとめてあります。
「音と絵」により、文字に「感覚イメージ」を付与することで「ことば」をより記憶しやすくなります。「感覚イメージ」の音の部分を聞いただけで文字を連想し「ことば」が出やすくなります。
このアプリは、短期記憶を強化させる目的で制作されました。
何回も同じ事を言われてもことばが耳に入らず、行動が追順できないお子さん。 また集中力や注意力が持続しないお子さんは、聴覚記憶が弱い場合があります。 そこで音と映像により数の記憶を鮮明にすることで、短期記憶を強化します。
このアプリは、「すらすらことば」の次のステップとしての課題です。動詞を使った2語文、3語文、形容詞、名詞などの「ことば」の課題の練習として制作されました。
一般的に子どもが言葉を獲得するのは、母親の言葉を子どもが真似をする模倣相互作用によると言われています(小林登先生の「子ども学」より)。しかし、中にはなかなか真似を始めないお子さんもいます。そのような場合は、言葉のイントネーションに音程をつけて歌うようにすると真似がしやすくなることがあります。このアプリでは歌うように文字と文字を続けていますので、発語がしやすくなっています。
この音楽を聞くことにより、曲のビートに呼吸が合い深い呼吸の中で自律訓練法ができるようになっています。成人の場合の1分間の呼吸回数が16から18回、学童の場合には1分間の呼吸回数は18から20回であり、その早さに音楽が同調するように作られています。 音楽を聞くことにより自然に呼吸回数がビートに合い、リラックスした状態を作ることができます。
さらに、自律訓練法のナレーションが付いているバージョンでは、呼吸を整えながら、腕や脚の温かさを感じられるように自己暗示により催眠状態を作ることができるようになります。 緊張のないゆるやかな心身の状態を、音楽を聞くことにより作り出せることができるのです。不眠の解消、疲労の回復、集中の向上、衝動的な行動を押さえる、身体や精神の苦痛の緩和、などの症状改善が認められています。 自律訓練法とは、1932年にドイツの神経科医のシュルツによって考えられました。個人差はありますが、心療内科などの医療機関でも使用され、教育・産業・スポーツなどのメンタルヘルスの目的なども適用されています。 5分内に音楽が終わるようになっていますので、仕事や勉強の合間に聞いてリラックスしてみてください。