代表プロフィール

CASE.1

早くは4ヶ月の赤ちゃんからダウン症診断がついた時から療育を初めています。やはり、そのようなお子さんは他のダウン症のお子さんより発語が早く、認知面も高く成長しています。3歳まで全く発語がなかった自閉症のお子さんもこの療育を始められてから、言葉が出るようになり、また同時に認知課題も行っていくことにより就学では普通級に通っているお子さんが100人近くおられます。
また知的に障害があって支援学級に通うお子さんも漢字、計算を学習し学校では習うことがなくとも身につけています。ことばの課題では、まずしっかり50音を発語し、連語、名詞、形容詞、反対言葉、2語文、3語文、文章のつくり、行間の読み方等を階段を上るように子どもにとって受け入れやすい音や映像を付加した課題にして提示していくので、お子さん達は毎回セッションを楽しみして来られています。他の療育の機関に行く事をこばんでいたお子さんがこちらに通われてから、喜んで課題を行う事ができるので、みるみる言葉が出られていく様子をご覧になっている親御さんはとても驚かれています。そんな症例が数多くあります。子ども学からの理論のように、感情から知性が生まれていく療育を行っています。

CASE.2

自閉症タイプのお子さんで、暴力的だったり、自虐的で指示の受け入れが困難であり、斜めに見るチックを持っていたり、精神面で問題を抱えてる場合、情緒を安定させるために音楽を使った心理セッションがとても有効です。本人が受け入れられる音楽を音量を低めて伴奏し小さい声で歌っていくことにより麻酔がかかったように大人しくなって指示が入るようになることがあります。
嗜好が狭く好きな事しかできない、好きなものしか食べない等の場合、嗜好拡大法を音楽セッションに取り入れる事ができます。一つの局面が開けると他の場面でも開けてきて、「先生、不思議なんです。今日は野菜も食べました。」などのような親御さんの報告を聞く事ができます。根底にあるのは恐怖心ですが、その恐怖心を取り除いてあげると、挑戦していろいろな行動ができるようになります。情緒が安定した所から学習支援を入れると本人が受け入れやすく知性を伸ばすことができるのです。

CASE.3

重度の障害をお子さんでも、3歳ぐらいからしっかり療育を重ねているお子さんは知能指数が低くても、学習を重ねることが大切です。ことば課題と平行して、数概念、計算、形の認識、目と手の協応、微細運動のトレーニング、書きのトレーニング、なぞり書き、文章の書きなど数多くの課題があり、それらを階段を登るように積み重ねていくことで、習得することができます。これまでの心理学では、知能は伸びることはないと言われていましたが、現在の新しい研究では、記憶力や統合する能力、また学習する能力も伸びることがわかってきました。
視覚優位のお子さんの場合は、聞いて学ぶよりも視覚的手がかりを使ったアプリやソフトを使った勉強の仕方が向いています。また聴覚優位のお子さんは聞くことによって、学習していく方法があります。さらに、集中が短くとも本人が許容できる5分ぐらいの課題をシーケンスし30分ぐらい持続可能なセッションを始めていくと、一つ一つの課題がだんだん長くなり半年ぐらいの間に1時間も集中できる習慣がみにつくことができます。
3歳の時に全く話すことができず、医師に「何か手に職をつけるように」と言われた自閉症診断のお子さんが療育や SST(ソーシャルスキルトレーニング)を積み重ねた結果、小学校受験をして私立に通よることができているお子さんもいます。また支援学級に通いながら、しっかりと学年相当の学習を身につけているお子さんもいます。漢字学習の積み重ねをしながらワープロのホームポジションを学びワープロ検定を受け、就職につながるまでの支援を行っています。

CASE.4

お友達と遊べない、集団行動が難しい、などの社会スキルが身に付きにくいお子さんにとって、 SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、とても有効です。集団行動が取れない原因(動き回るものを見る事が困難、人からの指示が耳に残らない、集中が続かない、ボールなどが取れない、自分だけ損をしたくないと思う身勝手さ、人と共有できる余裕がない、待てない等)をトレーニングの中で解消していきます。
視覚の問題、視覚の追順性、衝動性の課題、聴覚記憶、短期記憶課題、目と手の協応、互恵思想、アイコンタクトトレーニング等 このトレーニングを受けている全てのお子さんの SM社会性スキル IQ は上がっています。年長、小学低学年のクラスと高学年のクラスの二つがあり、月2回行っています。各個人に一人の先生がついて愛着を育てていきますので、卒業して社会人になっても皆さん問題があるとカウンセリングに来られています。親以外の第三者が自分の幼少時から見守ってくれているという事が大きな安心に繋がっていきます。また、思春期になると親には相談しなくなるので、なんでも打ちあけられる第三者を作っておくという事が大切です。

CASE.5

学校の担任の先生が変わられるごとにお子さんの評価が変わり、また教え方も変わり親御さんが翻弄することがあります。学校と親御さんとの間に入って、これからの指導の仕方を話し合うことがあります。また母親と父親との間にも入って双方のペアレントトレーニングを行うことがあります。親御さんの養育態度が変わられるとお子さんの行動も変わっていきます。
応用行動療法は ABA を受けることではなく、正しい行動に正の評価をすることであり、いろいろな方法があり、指導します。子どもにとっては、親御さんの微笑みさえも子どもにとってはご褒美です。アメリカでは、教育現場で使用されています。いろいろな療育機関がありますが、それが正しい方法かどうか親御さんの目で見極めることが大切です。治療行為といって虐待をしているケースも少なくありません。その場合どんなにそこの療育に通ってもお子さんは怖くて大人しくしているだけで、本当の成長にはなっていません。
また統合的に発育を促すことが大切です。言葉の課題ができていないのにお友達とコミュニケーションを取ることはできません。他の療育機関からこの療育に通うことを止められていたお子さんが就学後に通う事ができるようになり、全く発語がない状態から3年間で言葉を獲得して3語文までも話せるようになっているケースはたくさんあり「もっと早くから通えればよかった。」と後悔していられます。また3歳から刈り込み現象があり、必要ない脳神経は死滅していく事がわかっています。3歳の時に「大きな栗の木の下で」を歌って「パパ、ママ」や発語があったお子さんが5歳で何も言わなくなったケースは多々ありますので、なるべく早くからことばの療育を受けてください。

CASE.6

教室で使用されているソフトは一部 NPO チャイルド・ケアリング・アソシエーション (CCA)から販売しております。
詳しくは CCA のサイトをご覧ください。

■NPO チャイルド・ケアリング・アソシエーション(CCA) ウェブサイト
・URL  http://www.npo-cca.org/

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